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コラム 2026.03.05
クォーツ式腕時計は寿命が短いと言われることがありますが、実際のところはどうなのでしょうか?
今回は、クォーツ式腕時計の寿命の目安と、できるだけ長く使うためのポイントについて詳しく解説します。
クォーツ式時計とは、水晶(クォーツ)振動子の働きを利用して時間を計測する時計で、その仕組みが名称の由来になっています。
水晶に電圧を加えると、1秒間に32,768回という非常に規則的な振動が発生します。この振動を電子回路が1秒ごとの電気信号へ変換し、その信号がステップモーターに伝わることで針が動きます。
動力源は電池であるため、機械式時計のようにゼンマイを巻く必要がない点も大きな特徴です。
一般的な寿命の目安は10年
一般的なクォーツ式腕時計の寿命は、およそ10年程度がひとつの目安とされています。ただし、保管環境や使用状況がよければ、それ以上長く動き続ける個体もあります。
パーツ交換が完全に不可能というわけではないものの、10年以上経過すると部品が生産終了しているケースが多く、入手が難しくなるのが実情です。
さらに、メーカー保証が切れると、修理は保証対象外となり、部品交換やメンテナンスに高額な費用が発生する可能性があります。
こうした点を踏まえると、状態によっては新品への買い替えを検討する方が現実的と言えるでしょう。
日々のメンテナンスや扱い方によって、クォーツ式腕時計の寿命は大きく変わります。ここでは、クォーツ式腕時計をより長持ちさせるために意識したい5つのポイントについて、詳しく解説します。
クォーツ式時計を着用した日は、外した際に乾いた柔らかい布で汗や汚れを丁寧に拭き取りましょう。
時計本体やベルトを傷つけないよう、力を入れず優しく扱うことがポイントです。革ベルトの場合は、風通しのよい場所で湿気をしっかりと取り除くことも重要です。
汚れを放置すると錆やカビの原因となり、リューズが回りにくくなったり、ベルトの装着がスムーズにできなくなったりするおそれがあります。
長く快適に使うためにも、日々のお手入れを欠かさないようにしましょう。
クォーツ式時計は電池を動力源としているため、2~3年に一度を目安に電池交換を行いましょう。
電池切れのまま放置すると、内部でガスが発生して電池が膨張し、液漏れの原因となることがあります。その結果、時計の寿命を縮めたり、修理費が高額になったりするおそれもあるため、早めの電池交換が大切です。
クォーツ式時計は、一般的に7~10年に一度のオーバーホールが推奨されています。定期的に点検することで、目では確認できない内部の不具合を早期に発見でき、故障を防ぎながら長く愛用しやすくなります。
また、2年以上まったく着用していない場合は、内部で潤滑油が固着したり、部品が劣化したりする可能性があります。長期間未使用だった時計は、再び使い始める前に一度オーバーホールに出すと安心です。
アナログ式のクォーツ腕時計は、磁気の影響を受けやすいため注意が必要です。
デジタル式はほとんど影響を受けませんが、アナログ式は磁気に近づけることで内部のステップモーターが磁化し、針が止まる・遅れるなどの不具合を引き起こす可能性があります。
スマホやバッグのマグネットなど、日常の磁気を発する物の近くに置くと、時計が帯磁しやすくなるので注意しましょう。目安として、10cm以上離すことが推奨されています。
クォーツ式時計は、専用ケースに入れるなどして外部からの衝撃や湿気を防ぐと、より良いコンディションを保ちやすくなります。
防水非対応モデルは、雨や日常のちょっとした水しぶきでも浸水のリスクがあります。また、防水仕様であっても、年数が経つとパッキンが劣化し、防水性能が低下している可能性があるため注意が必要です。
衝撃や振動には比較的強いとされますが、精密機器であることに変わりはありません。ぶつけたり落としたりすると、針やインデックスが外れるなどの故障につながることがあります。